虹色の騎士団
「うわっ…!!!」

未来の叫び声に驚き、
卓球台の方を見ると…

ケーン………!!!

甲高い鳴き声が響く。

真宵の体の周りに、
長い尻尾を巻き付けるようにして…

白い狐が空中にフワフワと浮かんでて……

真宵に耳の後ろを撫でられて、犬か猫みたいに気持ち良さそうに目を閉じてる…!!!

「なななな…!!」

オレ達3人が上手く言葉を発せない程驚いている中、

顎を掻きながら冷静に『それ』を見ていた誠さんが口を開く。

「ふむ…。主式神を使うとは…。

真宵も本気という訳か…。」


「ぬ…ぬし…しきがみ…?」

式神って…あの…映画とかで陰陽師が使ってる紙で出来た使い魔みたいな……??


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