虹色の騎士団
考えてる事が顔に出たのか…。

誠さんが、オレ達の隣の椅子に座って説明してくれる。

「式神にも色々種類があってね。

人や昆虫、動物などを紙で型どり、息を吹き込むものは、案外単純で力も弱い。

命をもった動物、昆虫を式として使うのには、なかなかの力を要する。

ましてや、
本物の御霊と契約を結び
自分の式として扱えるなんて…ごく稀な事なんだが…。」

じゃあ、昼間、誠さんは
紙で出来た式神を使ってたって事か…。

「…その昔、神の使いとして小さな神社に奉られ。

それ以来、あの白狐はずっとそこにいた。

だが、いつの間にか
人々に忘れさられ…
社も朽ち果て…。

怒った白狐は人に害を成すようになる…。

それが、あの白狐の…。

真宵の今の主式神の元の姿だ。」

「か…神の使いっ…?」

そー言えば、蛇でも狐でも、白いやつって有難がられるよな…。

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