虹色の騎士団
色々思いつくけど…

やっぱ、真宵の雰囲気もあるし、和風の名前の方が良いよな!!

「こやた、ってどうかな?
狐に、矢に、太。狐矢太。」

「どういう意味なんだ、それ。」

凛に聞かれ説明する。

「矢みたいな早さで走ってくる狐だったし…。

だけど、こや。だけだと何かゴロが悪い気がしたから、た。も付けた。」

「なるほど…。…狐矢太。」

呼び掛けると、狐矢太は嬉しそうに高く鳴き、真宵の元に走っていく。

「…決まりだね。
ありがとう。日向。」

真宵が戻った狐矢太を撫でてやりながら微笑む。

「所でさー…。

ピンポンの勝負で、その狐矢太使ってー、何するつもり?」

それまで、ずっと黙ってた未来が、真宵に訊ねる。

「勿論、俺のサポートだよ。

…さっきの試合見ていて、俺も少し熱くなってるみたいだ。」

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