虹色の騎士団
どんどんネガティブになりつつあるオレに、救いの手を差しのべてくれたのは…

すり…すり…

オレの腰の辺りに、しきりに自分の頭を擦り付けて来た狐矢太だった。

「…よしよし。

…お前も楽しかったなぁ?」

小さく呟きながら、珍しく低い位置にいる狐矢太を撫で、さらに屈んで背中を掻いてやろうと思った時…。

ざっ……!!

いきなり、オレと狐矢太を囲むように全員が合図も無しに同タイミングで集合して来た。

「な…なに……?」

「………。」

だから、何で無言なんだよ!!!

…ちょ…ちょっと怖いじゃんか………!!


左足の横に綺麗な姿勢で『お座り』した狐矢太の体を左手で挟み、

柔らかな毛皮を足に感じながら、そろそろと皆を見回す…。


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