虹色の騎士団
「あんな土砂降りの中、

しかも こんな時間に何処に行く気だ!!!」

いきなり物凄く怒鳴られて、
流石にオレも頭に来て怒鳴り返す。

「お前には関係ないだろ!!!」

「俺は、お前の騎士だ!!!
お前を守る役目がある!!!
もう少し、自分の立場を理解しろ!!」

「騎士だ役目だ、って馬鹿じゃねーの?!

お前、それしか頭にないのかよ!!!!」

言ってしまってから後悔する。

ついつい喧嘩腰になって、思ってもいない言葉を吐いてしまった…。

凛も……黙り込んでしまう……。

「……………。」

凛は、俯いて拳を握りしめ…

「…勝手にしろ…」

そう呟いて部屋から出ていってしまった……。

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