虹色の騎士団

「朝顔、好きか??」

オレはしゃがんで、男の子と視線を合わせる。

「……うん。」

こくっ…と頷く。

うわ…可愛いな…。

「あのさ、名前は???」

「カイリ…。」

……カイリって名前なのか……。

「……迷子か?」

立ち止まったオレに気付き、凛が戻って来た。

カイリの前にオレと同じようにしゃがんで、優しく訪ねる。

「どっから来たんだ?」

「…あっち。」

カイリは『あっち』といって、空を指差してる………。

オレと凛は顔を見合わせる…。

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