虹色の騎士団
「………。」

凛がのろのろとリビングを出て行くと、

入れ替わりに兄貴が入って来て、頬っぺに手を置いて小首を傾げる。

「凛君…、何かあったんですか?

何だか元気が無いみたいですけれど…。」

「カイリに言われてー、これから日向と3人でー、バスタイム…♪」

「それは楽しそうですね!

カイリ君、良かったですねー。」

兄貴に頬っぺをくすぐられて、カイリが喜んで笑う。

「……でもあんなに落ち込むなんて…。

凛君、お風呂嫌いでしたっけ……?」

「そんな事無かったと思うんだけどさ。」

オレと兄貴の会話を聞いていた2人が、何故か唖然とした表情を浮かべる。

「…本物の兄弟以上…似た者同士…か。」

「…香澄ってー頭良いのにー
変な所、鈍いよねー…。」

オレと兄貴はお互い顔を見合わせて考え込んでみたけど、

未来や先生の言葉の意味する所は、やっぱり理解出来なかった。

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