虹色の騎士団
両手でオレの服を一生懸命に掴み、

くりくりとした丸い目から涙を溢れさせて…

オレを見上げ、ぷっくりとした唇を開く。

「おとーさん…!!」


頭の中からモヤモヤした物が晴れるようだった。

「カイリ……?」

「おとーさん…!!だめ…!!」

子供のカイリの身体から、真っ白な光が溢れ、闇を照らし出す。

その光に大人のカイリが怯み、オレを離して後ずさった。

「カイリ!!」

腕を伸ばし、その小っちゃな身体をしっかりと抱きしめる。


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