虹色の騎士団
驚き、言葉を発せないでいるオレを尚も睨みながら…

大人のカイリ…
いや、『虚夢の力』は話し続けた。

「最初の乙女が産まれた時……

世界を守る夜の虹から、私達は産まれた…。

なのに…!!

私だけが、この虚ろの夢に閉じ込められて……

私を受け入れる人間を見い出す事すら許されず…

ずっと1人で、さ迷い続けた……!!!


乙女すら私を見つけてくれず…

誰も私の存在に気付かないまま……

何の為に産まれたのか…

それすら分からなくなる程…長い刻を…

たった1人で……!」


騎士の力が産まれた時って…

それだけ長い時間を、コイツが1人ぼっちで…

どんな気持ちで過ごし続けたのか…

それは、オレにとっては想像すら出来ない程の寂しさだったんだろう…。


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