虹色の騎士団
「私を最初に見付けたのは…
乙女の魂を持ったお前ではなく…災厄だった。

あれは私の為に、その小さな人間を与え…

乙女の魂を、この虚ろの夢に永遠に閉じ込めろと命じた…。

その子供の中に入り、魂に私の力を与える事で、

ようやく私は現実に行く事が出来るようになり…

そして…カイリの身体をお前の目の前に落とした。」


『虚夢の力』が腕を横に振ると、

再び意識を失った真宵が闇の中から現れた。

その身体を抱きしめ、長い髪を優しく撫でながら…
虚夢の力は、嬉しそうに微笑む。

「真宵は、私に気付いた…。

最初は私の事を
災厄から使わされた敵だと思っていたけれど…

もう1つの力を研ぎ澄ます事で、
私が自分達と同じ騎士である事に…

気が付いたんだ…。

本当に賢く…美しい…。

だから…お前と一緒に、この世界にいる事を許し、
身体を傷つけ…魂だけをを、ここに連れて来てやった。

…ここには、私と日向、そして真宵がいれば それでいい………。

2人が居れば…もう寂しくない……。」


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