虹色の騎士団
虚夢の力は、片腕を真宵から離して伸ばし

小さなカイリの頭を、そっ…と撫でる。

「ありがとう…。

優しいお前のおかげで……。

ようやく私は本当の私として…

こうして、乙女に会う事が出来たよ…」

真宵の身体を、ふわり…と離して浮かばせて、

虚無の力がオレの前に膝まづく。

「…私は…己の孤独に負け…

災厄が与えた『欲望』にすがり付いてしまった……。

貴方を守る力として、この世に産まれた筈なのに……。」

オレは慌ててしゃがみ、カイリを横に立たせて、虚夢の力の肩を両手で掴む。

「違う…!

乙女の力が…オレが…
お前を見付けてやれなかったから……!

ずっと、1人にさせてたから……!!」


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