虹色の騎士団
「…お…オレも…
身体鍛えようかな…。」

遅ればせながら…

本当~に、たった今!

その事実に気付いたオレは『今更遅い』と思いつつ呟く。

「あのねぇ…。日向…。

考えてる事はー、分からなくないけどー…。

歌に集中しなきゃなんない日向がー

周りと一緒に動きまわっても仕方ないでしょー?」

「う…。
そ、それはそーだけど…」

考えてる事をあっさりと読まれた上に、
当たり前の指摘を未来にされてしまい…

動揺しながらも、何とか言葉を続ける。

「だ、だけど!
体力つけなきゃ力一杯歌えないし!!!

…せめて少し位……」

…オレだって自分の身体位、自分で守りたい。

こんなチビでも、一応男なんだし…さ。

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