虹色の騎士団
「ふーん…
体力付けたいんだー…。」

何故かニヤリ…と笑い、
腕を伸ばして、
未来がオレの手首を掴む。

「…短期間でー、
一番効率が良い全身運動…
…ぼくが教えてあげよっか?」

「…マジで??」

ふふふ…と不気味に笑いながらオレの身体を引っ張り、
自分の腕の中に入れる。

「…その全身運動って、マジで体力つく?」

「つくよー。
なんてったって、相手が
ぼくだからねー。」

そこまで言うと、

…なんか急に、
無駄にセクシーな艶っぽい目付きでオレを見つめて囁く。

「…じゃー今夜、
ぼくの部屋で、ね…♪」

その途端、凛がオレの身体を未来の腕の中から引きずりだし、
何故か耳まで真っ赤になってる状態で怒鳴った。

「日向っ!!
お前は、どーしてそう鈍いんだっ!!!

もっと自分の身の危険に敏感になれっ!!」


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