虹色の騎士団
おかげで思っていた以上に早い時間で
勇武を見つける事が出来た。

家からかなり離れている大きな川の橋の下。

遠目にも目立つ勇武の赤い髪を見つけた時、
オレは大きく息を吐き出した。

「狐矢太、サンキューな。」

そう言って頭を撫でてやると、
狐矢太は嬉しそうにオレの手の平に体を擦り付け、

直ぐにすっ…と煙のように消えてしまった。

「…歩けるか?」

こくん…と頷いたカイリを下ろして手を繋ぎ、
小さな歩調に合わせる。

ゆっくりと勇武に近付いた時、声が聞こえた。

「いい加減にしろよ!」

勇武の声じゃない。

それに気付き、顔を上げると、

橋の影になっていた所に、もう1人、人の影が見えた。

「今更戻って来て…。
恨みでも晴らす気かよ!!」

人影が、ヒステリックに叫ぶ。

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