虹色の騎士団
「狐矢太は鼻が効く。

…散歩に連れて行っても邪魔にはならないよ。」

オレは短くお礼を言って、扉を開けて外に出た。

まだ太陽が高い位置にあるから、凄く暑い…。

カイリ、大丈夫かな?

チラリ…と見ると、
狐矢太がカイリの頭の上に浮かび、
日よけの役目まで果たしてくれていた。

狐矢太が尻尾を軽く振り風を送ると、
カイリは喜んで手を伸ばし、

柔らかく揺れる尻尾を掴もうとしている。

…うん。
これなら大丈夫だな。

オレは片手で狐矢太の頭を軽く撫でて、歩き出す。

時々狐矢太は、鼻をヒクヒクと動かして空気の匂いを嗅ぎ、

姿を消したかと思うと、直ぐに現れて進むべき道を頭の動きで示してくれる。

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