お母さん系男子の幼なじみがスキなんです。
「え、あたしこれもらっちゃっていいの!?湊食べないの?」
「ふみに買ってきたんだからいいに決まってんじゃん?」
「ほんとに?ありがとー!
さっきね湊が女神様に見えたよ!!
...あっ、お金..」
2週間くらい前からずっと欲しかったものが目の前にある喜びで興奮しすぎて
お金のことをすっかり忘れかけていた。
カバンの中から財布を取ろうとする手を、
湊によって止められる。
「いらない。ふみ、昨日頑張ったからそれご褒美」
「...うっ、湊ぉ...ほんとにありがとう!」
もらったどす黒エクレアをぎゅっと抱きしめる。
「「ちょっと望月、私[未緒]の分は?」」