続犯罪彼女
責任のとりかた
「痛…」
壁にもたれかかりながら息を整える。
身体中、あちこちが痛い。
「死ぬ前に言いたいことはねえか」
指の関節を鳴らしながら近付いてくるすーちゃん。
相変わらず殺意に満ちた目をしている。
「そうだな、強いて言うならーー」
騙してごめんなさい?
殺してくれてありがとう?
それとも、大嫌い? 愛してる?
……どれも何か違うなぁ。
「んー、やっぱり特にないや」
「そうか」
すーちゃんは私の胸倉を掴んで拳を振り上げた。