真逆な双子と恋愛三角関係



翌日、

今日こそはちゃんと起きられた。


目覚ましの電池を昨日ちゃんといれかえておいたから今日はしっかり部屋に鳴り響く。


うるさいくらいに元気のいい目覚ましを止めると

制服に着替えて下に下りた。


リビングに行くとリコが学校に行く準備をしている。



「あ、リンおはよ〜」


「…おはよ」


リコの明るい挨拶にも素っ気なく返す私。


いつものこと。



リコは料理部に所属していて、

朝は放課後に作るものの下準備などをしないといけないから私よりも一本早い電車で行く。



そのほうがいいけどね。



中学の頃リコも私のように朝は苦手だったのに髪の毛を巻く時間までできるくらい早く起きれるようになったのは驚きだ。


中学校の頃、リコは寝坊するたびにお母さんに送ってもらってたけど私は送ってもらえなくていつも1人で歩いて学校に向かっていた。


リコは車で来ていつもと同じくらいにつくから誰もリコが寝坊したことなんてしらない。



リコも朝は苦手だったくせに
どうして急に人は変われるんだろう。



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