LOVE SICK
「……なんかすっきりした顔してるな。川井」
「そうですか?」
斎木さんが少しだけ驚いた様な顔をしているから、謝罪をしている筈の私は少し、笑ってしまった。
石野さんとの関係が改善されたからって、私の私生活に申し訳ないけれど大事件じゃない。
それでも一つ、気がかりだった事が解消された。
それだけで不思議とこの人の目を見て話せる。
結婚してしまった斎木さんと話をするなんて、私はもっと辛いことだと思ってた。
取り乱すかと思ってた。
それなのに、意外と平気みたいだ。
「なあ川井。今晩飲みに行くか?」
本気なのか冗談なのか分からないそんな危うい言葉に一瞬、驚いてしまったけれど。
私と彼の間ではかなり危うい微妙な誘い。
けれど営業課でただ一人“支店長の結婚披露宴”という名の飲み会を欠席した上にミスを犯した部下を飲みに誘うのはこの人らしいただの気遣いなのかもしれない。
「何言ってるんですか。妻帯者が」
だから私は、そんな事を言って笑った。
笑えた。
少し複雑そうな表情を見せた彼に私は又、微笑んだ。
「そうですか?」
斎木さんが少しだけ驚いた様な顔をしているから、謝罪をしている筈の私は少し、笑ってしまった。
石野さんとの関係が改善されたからって、私の私生活に申し訳ないけれど大事件じゃない。
それでも一つ、気がかりだった事が解消された。
それだけで不思議とこの人の目を見て話せる。
結婚してしまった斎木さんと話をするなんて、私はもっと辛いことだと思ってた。
取り乱すかと思ってた。
それなのに、意外と平気みたいだ。
「なあ川井。今晩飲みに行くか?」
本気なのか冗談なのか分からないそんな危うい言葉に一瞬、驚いてしまったけれど。
私と彼の間ではかなり危うい微妙な誘い。
けれど営業課でただ一人“支店長の結婚披露宴”という名の飲み会を欠席した上にミスを犯した部下を飲みに誘うのはこの人らしいただの気遣いなのかもしれない。
「何言ってるんですか。妻帯者が」
だから私は、そんな事を言って笑った。
笑えた。
少し複雑そうな表情を見せた彼に私は又、微笑んだ。