LOVE SICK
***
昼過ぎに営業先に向かうために事務所を出た。
今日はいつものあいさつ回りだ。
斎木さんの結婚式に出たくなくて仕事を詰め込んでいたけれど、当然斎木さんの結婚式が終わってもその後も忙しさは続く。
自己最高の数を上げている私はミスに落ち込んでいる暇がないほどに多忙だ。
斎木さんに謝罪をした後に、チーフにも話をしていたらすっかり遅くなってしまった。
午後に回り切れるのか……少し心配になる量だ。
それでも、心もちは晴れ晴れとしていた。
まるで今日の天気みたい。
週末の雨とは打って変わって今日はいい天気だ。
事務所ビルを出た瞬間、湿気を含んだ暑い空気がまとわりつき、けれど次の瞬間は爽やかな風が頬を撫でた。
コンクリートが立ち並ぶオフィス街でも四季の移り変わりは感じられる。
四角く切り取られた青い空には入道雲の端が見える。
近隣勤めと思われるサラリーマンが額の汗を拭いながら私の目の前を通過した。
周りに目を配ることなく無関心な彼に、空を眺めてみればいいのにと呑気な事を思った。
私だって、仕事に追われ自分のことばかり考えて周囲の感情に無関心だった癖にとても白々しい。
そんな自分に思わず苦笑が漏れた。
昼過ぎに営業先に向かうために事務所を出た。
今日はいつものあいさつ回りだ。
斎木さんの結婚式に出たくなくて仕事を詰め込んでいたけれど、当然斎木さんの結婚式が終わってもその後も忙しさは続く。
自己最高の数を上げている私はミスに落ち込んでいる暇がないほどに多忙だ。
斎木さんに謝罪をした後に、チーフにも話をしていたらすっかり遅くなってしまった。
午後に回り切れるのか……少し心配になる量だ。
それでも、心もちは晴れ晴れとしていた。
まるで今日の天気みたい。
週末の雨とは打って変わって今日はいい天気だ。
事務所ビルを出た瞬間、湿気を含んだ暑い空気がまとわりつき、けれど次の瞬間は爽やかな風が頬を撫でた。
コンクリートが立ち並ぶオフィス街でも四季の移り変わりは感じられる。
四角く切り取られた青い空には入道雲の端が見える。
近隣勤めと思われるサラリーマンが額の汗を拭いながら私の目の前を通過した。
周りに目を配ることなく無関心な彼に、空を眺めてみればいいのにと呑気な事を思った。
私だって、仕事に追われ自分のことばかり考えて周囲の感情に無関心だった癖にとても白々しい。
そんな自分に思わず苦笑が漏れた。