LOVE SICK
***


その日は、一日よく晴れていた。
体良く休日と重なったその日、私はいつの間にか通い慣れていた場所へと向かった。

何故かその日はとても頭の中がすっきりと冴えわたっていた。
何故か、確信があった。

多分、今日だ……

今日はあの日からちょうど一ヶ月だった。
私が、祐さんを公園で見かけた、あの日……


少し、緊張しながらマンションのエントランスで部屋番号を押した。
一人で来ることは少なかったから、改めてインターホンを鳴らしたことは殆どなかった事に気が付いた。
高い音で落ち着いたベルの音を模す電子音に妙に心臓が脈打った。


(……出ない、よね……)


思った通り、反応は無い。

私の勘は、多分当たる。


緊張を紛らわすために大きく息を吸って、ひとつ深呼吸をした。
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