LOVE SICK
「……もう、会うのはやめようって言ったよね?」
けど今、負けてしまうわけにはいかない。
自分の弱さに。
優しいこの人が今日、私に会うのを拒む事は自然だ。
だから、負けちゃいけない。
「返事は、しませんでした」
「るう……俺は」
今、誰よりも傷付いている筈のこの人を……私は一人にしたくない。
「一月、よく考えました」
私は彼の瞳をしっかりと見つめる。
少し、痩せただろうか……以前よりお疲れている様に見えた。
「私は、祐さんが好きです」
「るう。だから……」
私はずっと、彼が無言で送るサインも見て見ぬふりをしてきたんだ。
いつだって、私を優しく見つめてくれたその瞳が、今日はとても弱々しく見える。儚く見える。
それは多分、気のせいなんかじゃない。
「愛していると思います」
「そういう事を、簡単に言うもんじゃない……」
少し、苦しそうな顔をした。
彼は、誰よりも愛の尊さを知っている。
失った事があるから。
自分の中に確かにあったそれを、無くしてしまった事があるから。
だからきっと私の言葉は酷く子供っぽく、軽々しく聞こえるだろう。
私は確かに、彼に比べれば随分子供だ。
私は彼の様な想いは知らない。
彼の様な苦しさは知らない。
今ここにある、この想いしか、知らない。
でも、だからこそ、彼にしてあげられる事があると思う。
傷付いてしまった心を癒すのに、必要なものがある。
優しく響くものがある。
この人に癒された私は、確かにそれを知っている。
けど今、負けてしまうわけにはいかない。
自分の弱さに。
優しいこの人が今日、私に会うのを拒む事は自然だ。
だから、負けちゃいけない。
「返事は、しませんでした」
「るう……俺は」
今、誰よりも傷付いている筈のこの人を……私は一人にしたくない。
「一月、よく考えました」
私は彼の瞳をしっかりと見つめる。
少し、痩せただろうか……以前よりお疲れている様に見えた。
「私は、祐さんが好きです」
「るう。だから……」
私はずっと、彼が無言で送るサインも見て見ぬふりをしてきたんだ。
いつだって、私を優しく見つめてくれたその瞳が、今日はとても弱々しく見える。儚く見える。
それは多分、気のせいなんかじゃない。
「愛していると思います」
「そういう事を、簡単に言うもんじゃない……」
少し、苦しそうな顔をした。
彼は、誰よりも愛の尊さを知っている。
失った事があるから。
自分の中に確かにあったそれを、無くしてしまった事があるから。
だからきっと私の言葉は酷く子供っぽく、軽々しく聞こえるだろう。
私は確かに、彼に比べれば随分子供だ。
私は彼の様な想いは知らない。
彼の様な苦しさは知らない。
今ここにある、この想いしか、知らない。
でも、だからこそ、彼にしてあげられる事があると思う。
傷付いてしまった心を癒すのに、必要なものがある。
優しく響くものがある。
この人に癒された私は、確かにそれを知っている。