LOVE SICK
***
「柏原さんって幾つなんですか?」
見た目からしても30代前半って所だとは思ってる。
20代の落ち着きでは無いだろう。
人を扱う仕事をしているから、人を見抜く目には多少の自信はある。
一昨日は和食だったから、と柏原さんに連れて来られたイタリアンレストランでワインを片手にそう思って聞けば、大人しくなった私にふっと笑顔を見せる人。
フレンチにしようかと聞かれたけれど、それはなんだか気取り過ぎてる気がして丁重にお断りした。
この人はそれなりにお金に余裕がある人なんだろうな、と。
一昨日からの行動でなんとなく思う。
「るうは、24だっけ?」
そんな事をぼんやりと考えながら聞いた質問に、逆に笑顔で私の年齢を言い当てる彼に驚いた。
「どうして……」
「一昨日自分で言ってたんだろ。若いからって舐められるって……」
「そんな事……ごめんなさい……」
そんな愚痴を初対面の人に言ってたなんて……
先日の記憶はやっぱりしっかりとある様で、所々曖昧な様だ。
「俺はいい歳だよ。今36」
慌てる私に笑いながら告げられた言葉に、30代前半だろうと予想していた私は小さな自信さえも打ち砕かれた。
「柏原さんって幾つなんですか?」
見た目からしても30代前半って所だとは思ってる。
20代の落ち着きでは無いだろう。
人を扱う仕事をしているから、人を見抜く目には多少の自信はある。
一昨日は和食だったから、と柏原さんに連れて来られたイタリアンレストランでワインを片手にそう思って聞けば、大人しくなった私にふっと笑顔を見せる人。
フレンチにしようかと聞かれたけれど、それはなんだか気取り過ぎてる気がして丁重にお断りした。
この人はそれなりにお金に余裕がある人なんだろうな、と。
一昨日からの行動でなんとなく思う。
「るうは、24だっけ?」
そんな事をぼんやりと考えながら聞いた質問に、逆に笑顔で私の年齢を言い当てる彼に驚いた。
「どうして……」
「一昨日自分で言ってたんだろ。若いからって舐められるって……」
「そんな事……ごめんなさい……」
そんな愚痴を初対面の人に言ってたなんて……
先日の記憶はやっぱりしっかりとある様で、所々曖昧な様だ。
「俺はいい歳だよ。今36」
慌てる私に笑いながら告げられた言葉に、30代前半だろうと予想していた私は小さな自信さえも打ち砕かれた。