俺のクラスの恋愛事情
 帰りのHRも終わり、片付けをしたあと俺は急いで自転車置き場まで走った。 階段を最後の3段飛び越えようとしたその時急に人影が見えた。
 危うく蹴ってしまいそうになったが最悪の事態は免れた様だ。 だが、彼女は尻餅をついてしまっているようだ。
 そして、体制を戻した。手を差し伸ばすと、彼女はふと気がついたのか顔が赤くなっていた。「すまない。大丈夫か?」と尋ねた。 彼女は「は、はい。」と少しテンパッている様子だった。
 「大丈夫そうだね。 ホントゴメンね」と言い残してこの場を去った。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop