地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
「キミはもしかしてボクが吸血鬼か何かだと思っているのかい?」


吸血鬼かどうかはわからないけど、気持ちが悪いって思っているよ。
とは言えず、黙って聞いていた。
何かいろいろと言い訳をしていたがまぁ、大半は言い訳だ。


「コレをみぎてちゃんに渡してほしいんだ。」



そう言うと、


おもむろに手紙を取り出した。



ハートやら、星のシールが貼られていて
全体的にピンクのつくりになっている。
作者がこの男だと思うと
なかなか気持ちが悪い。



「…内容は?」



「今度の日曜日にデートして欲しいんだ。ボクの気持ちが書いてあるんだよ。」



そう言うと、白鳥沢はどこかに行ってしまった。



困ったぞ。逃げられない。


友達を売るか、自分で断るかしなくてはいけなくなった。


仕方ない…。


捨てておくか?


だが・・・。
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