地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
まぁ、確かに。
顔の善し悪しが鐘一つで決まるなんて今時珍しい。



「お母さん、今から塾だから行ってくる…」



「行ってらっしゃい~」



お母さんに送り出され

私はいつものように自転車に乗ると、
右手をズボンのポケットに手を突っ込み
左手でハンドルを持ちながら塾に向かった。



もう夏が近い。風がなまぬるく、肌がピリピリとしていた。



塾にたどり着き、自転車を駐輪場に置いた。



そのまま塾の建物の入口へ向かおうかと思ったとき、



チャリーン。チャリーン。



ポケットに入っていた小銭を落としてしまった。



慌てて拾おうとしていると、駐輪場の奥の方から物音がすることに気が付いた。
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