地底人、拾っちゃいました☆だから私は彼を地下に埋めてあげるんです☆
私も負けてはいられない。



「絵里。遅いぞ!」



河川敷につくと軍手をした天パの宇崎が待っていた。



「お?宇崎、いるじゃん。お前、相変わらず早いなぁ~」



「集合時刻の20分前に来るのはバイトでは常識だからな!」



自転車を隅の方に置くと私達は、運営しているテントに向かった。



河原には運動会テントが置かれており、数名の係の人がそこにいた。



係の40代くらいの男性がゴミ袋を配布していたのでもらった。



「あいや~お兄ちゃん彼女とボランティア?頑張ってネ!」



…ったく失礼な係だ。



私は宇崎なんかの彼女ではないというのに。



「いや~、彼女とボランティアを頑張ろうと思いまして~。」



宇崎は調子よく係りの人に受け答えする。
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