犬系男子を被った王子様
「クラスにばらすのも楽しそうだけど、どうしようかなぁ~。だってこれ二人の───」
二人の…。。。
「"秘密"だものね!」
その言葉を聞いた瞬間、私の中でパリーンと何かが割れる音がした。
"秘密…"
そう。二人の"秘密"だったのに…バレちゃった。
私の目から涙がポロポロと出てくる。
バレちゃった冬夜君…。ごめんね…ごめんね。
「泣かないで猫宮さん。でもね、一つお願いを聞いてくれたら二人の秘密は誰にも話さないし、そうだ。この写真も消してあげるよ」
「え、ほ、本当に??」
私の心を見透かすかのように紫音君は私に話した。