冷たい君。

やはり私が告白した日から
君は私に優しい気がする。
今だってそうだ。
君は私の髪をすいている。
傍からみたら仲のいい恋人に
見えるのかもしれない。

実際は
゛ふられた私がふった君゛に髪をすかれている。
こんな不思議な光景があっていいのか。
そんなことを思った夏休み前日の放課後だった。
< 14 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop