Le Petit Princesse
外に出ると、陽はすっかり傾いていた。






「今日はどうするの?」


「どうするって何が?」


「ご飯とか寝る所とか…昨日から外で寝てるし、まともな物も食べてないし…。」


「うーん…僕の星には戻れないよ。」


「それはそうよね…」



二人は途方に暮れていると、背後から声がした。




「泊まる所がないのなら、うちのお城に来るといいですよ。食べ物にも困らないと思います。」



「「え⁈」」






二人が振り返ると、細身の歳をとった男性が立っていた。
その男性は執事のような格好をしている。
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