Le Petit Princesse
「え、でもいいんですか?」

「えぇ。ぜひおいでください。」


男は優しそうに微笑んだ。


そうして二人は城に付いていくことにした。


城の中に入ると、広い玄関のような空間が広がっていた。





レッドカーペットの敷いてある真っ直ぐな幅の広い階段を登ると、そこから左右に分かれて長い廊下が続いていた。






「お二人の部屋はこちらです。」





フローラが左、エリックが右だった。
客間にしては広い部屋だった。





「すいません、お世話になります…」





そうして部屋に入った。
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