君色の手紙
そして現在。



こうして私の手元に戻った……。



でも計算外だったことは、颯斗がいたこと!



この“過去のラブレター”が、本人の手に渡ってしまったことだった……!!



「……颯斗。もういいでしょ?返して。」


だけど颯斗は手紙から目を背けようとしない!


「……っ返してよ!!颯斗!!!」



すると颯斗は何を思ったのか、手紙の最後の行を読んだ!!




『颯斗、いつか必ず言うから………
ずっと好きだよ。』



「……!!!」



私はもう居た堪れなくなり、その場から逃げようとした!!



すると!
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