桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「…あなたは集中力と冷静な判断力が必要だと思う。前にいる敵だけに集中する集中力と、何があっても冷静に考える判断力」


「…それを身につければ、俺はもっと強くなれるか?」


「さぁ?それはあなた次第だからね〜。まぁ、それプラス洞察力も付けた方がいいかもね」


そう言うと頭にハテナを浮かべる龍哉。


いやさ?周りを見る力もいると思うんだよね。


私の正体に気づかないってことは、スパイがいても気づかないってことだから。


「確かにそうですね。リュウさんは全てに欠けていますから」


「…玲也」


「麗も〝総長としては完璧だけど、人としては最低ライン〟と言ってます」


麗…。


それは言い過ぎじゃ…。


「お前らなぁあぁぁあ!!」


「リュウさんが怒ったー!!」


「こわ…いっ」


「ぷっ。あははっ!!」


良かった。


みんな笑ってる。


桃姫としての言葉は影響力がありすぎるから。


1歩間違えると、ヤバイ方へと行ってしまう人もいる。


過去にも、闇から助けようとしたら、もっと闇にハマってしまった人もいたから。


だから…良かった。


今回は間違えなかった。


大切な〝仲間〟を救えた…。


< 124 / 230 >

この作品をシェア

pagetop