桃の姫〜最強姫の愛した族〜
[光汰side]


みんなが笑っている中、俺は1人、ある事を考えていたんや。


ずっと探し求めていた桃姫に会えたのは嬉しい限りや。


こんな間近で見れるゆぅことはあんまりないさかい。


でもな、俺にはさっきからどぉしても気になってることがあるんや。


桃姫の戦い方、どっかで見たことある気ぃがしてならん。


どっかって言うんはまだわからへんけど。


最近なのは覚えとる。


あ〜くそっ!!


どこで見たんや?!


「…玲也、さっきから何見とるんや?」


視線感じるな〜思うたら玲也かい。


しかもそんな穴が開くほど見てくるなんて。


珍しいこともあるんやな。


「いえ、何をそんなに考えているのかと思いまして」


「あー、考えてるように見えたか?」


「はい。光汰さんが頭を使うなんて珍しいな〜っと思って見てました」


珍しいな…。


そんなに俺が頭を使うのは珍しいことなんか?


「玲也は混ざらんでいいんか?楽しそうやで?」


未だに笑う桃姫と、照れ隠しで怒る龍哉と、くすくすと笑う麗。


何を言い合っているのかは知らんが、とても楽しそうにしとる。


龍哉も、探し求めていた桃姫に会えて大満足って顔をしとるし。


普段表情なんて表に出さへんのに。


本人も気づいとんのかねー。


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