桃の姫〜最強姫の愛した族〜
「ねぇねぇ、お母さん」


「んー?」


ここはやっぱり家庭の支え!


お母さんでしょ!


という事で、家事をしているお母さんの元に来てみました!


お母さんはお皿を洗いながら、顔だけをこっちに向けた。


「私のパーカー知らない?」


「パーカー?…あ、もしかして黒い狼が描かれた?」


「そう!それだよ!」


やっぱりお母さんか!


「あのパーカーなら洗濯中よ」


…………はい!?


洗濯中!?


「なんで!?」


「私はちゃんと聞いたわよ?」


「いつ!?」


私なにも覚えてないよ!?


「ついさっきよ」


ま、まさか…私がヒマでヒマで倒れていたとき…っ?


ショックだー…っ。


< 4 / 230 >

この作品をシェア

pagetop