Happy New Life!【完】
クリスマスのイルミネーションが街を飾り始めたころ。
多くのカップルを接客した。幸せそうなふたりを見ているとすぐに亨を思いだしてしまう。
それまで楽しかった仕事だったのにカップルを見るのが辛いなんて重症だ。
もうすぐ新しい年が来る。そのときは亨のことを忘れて新しい自分になろう。
ショーケースを磨く手に力が入る。
いつまでも立ち止まってはいられない。
私が選んだのは、幸せなカップルをつなぐ指輪を販売する仕事なんだから。
必死でショーケースを身がいていると、男性の靴が目に入った。
「いらっしゃいま……せ」
顔をあげた私の前には……亨が立っていた。
久しぶりにみた彼の顔。それだけで自分の胸が締め付けられるのがわかった。
どこかこわばった顔の亨の顔になんて言って声をかけるべきなのか悩んだ。
「あの……指輪を探してるんですけど」
唐突に声をかけられたが、私は驚いて返事をするのに少し時間がかかってしまった。
「あ、はい。どのようなものをお探しですか?」
他人行儀な話し方の亨に合わせて、私も接客トークで返した。
多くのカップルを接客した。幸せそうなふたりを見ているとすぐに亨を思いだしてしまう。
それまで楽しかった仕事だったのにカップルを見るのが辛いなんて重症だ。
もうすぐ新しい年が来る。そのときは亨のことを忘れて新しい自分になろう。
ショーケースを磨く手に力が入る。
いつまでも立ち止まってはいられない。
私が選んだのは、幸せなカップルをつなぐ指輪を販売する仕事なんだから。
必死でショーケースを身がいていると、男性の靴が目に入った。
「いらっしゃいま……せ」
顔をあげた私の前には……亨が立っていた。
久しぶりにみた彼の顔。それだけで自分の胸が締め付けられるのがわかった。
どこかこわばった顔の亨の顔になんて言って声をかけるべきなのか悩んだ。
「あの……指輪を探してるんですけど」
唐突に声をかけられたが、私は驚いて返事をするのに少し時間がかかってしまった。
「あ、はい。どのようなものをお探しですか?」
他人行儀な話し方の亨に合わせて、私も接客トークで返した。