Happy New Life!【完】
「俺一度、プロポーズ失敗してるんで……彼女が絶対“イエス”っていう指輪をください」
「と……おる」
私の手を優しくゆっくりと亨が撫でた。
その手のぬくもりに私の目から涙がこぼれた。
「よ、四ヶ月も放っておいた……くせに」
こんな時にカワイクないと思う。
「うん……ゴメン。沙穂を傷つけたよね。俺が悪かった」
違う本当は亨が悪いんじゃない。私が……努力しなかったから……
そう言いたいのに、普段はおしゃべりな私の口はまったく役に立たない。
「電話だって何度もしたのに」
「ゴメン。十月から今までずっとアメリカだったんだ。あっちに着いてすぐに携帯こわれちゃってさ……。でも仕事がうまくいったからお前を迎えに来たんだ」
「アメリカ……」
そんなこと私、全然知らなかった。
亨の気持ちも、覚悟も。
「だからもう二度と傷つけないようにできるまで、頑張ったんだ。時間がかかったことは謝る」
「誕生日も、クリスマスも終わっちゃったんだから……私なんて、亨のこと忘れて……新しい私で新年を迎えるつもりだったのに」
どんどんでてくる憎まれ口。それと反対にぽろぽろと流れる涙。
亨はそんな私を呆れたように笑いながらギュッと手を握ってくれた。
「“新しい”沙穂には俺も賛成だな」
顔をあげると、亨は私に柔らかい笑みを見せた。
「と……おる」
私の手を優しくゆっくりと亨が撫でた。
その手のぬくもりに私の目から涙がこぼれた。
「よ、四ヶ月も放っておいた……くせに」
こんな時にカワイクないと思う。
「うん……ゴメン。沙穂を傷つけたよね。俺が悪かった」
違う本当は亨が悪いんじゃない。私が……努力しなかったから……
そう言いたいのに、普段はおしゃべりな私の口はまったく役に立たない。
「電話だって何度もしたのに」
「ゴメン。十月から今までずっとアメリカだったんだ。あっちに着いてすぐに携帯こわれちゃってさ……。でも仕事がうまくいったからお前を迎えに来たんだ」
「アメリカ……」
そんなこと私、全然知らなかった。
亨の気持ちも、覚悟も。
「だからもう二度と傷つけないようにできるまで、頑張ったんだ。時間がかかったことは謝る」
「誕生日も、クリスマスも終わっちゃったんだから……私なんて、亨のこと忘れて……新しい私で新年を迎えるつもりだったのに」
どんどんでてくる憎まれ口。それと反対にぽろぽろと流れる涙。
亨はそんな私を呆れたように笑いながらギュッと手を握ってくれた。
「“新しい”沙穂には俺も賛成だな」
顔をあげると、亨は私に柔らかい笑みを見せた。