無愛想なヒーロー
コンビニ




無事スーパーに着きましたッ

「今日の夜ご飯は弁当でいいや」

作る気分ではなかったから弁当にしよ〜



どれにしよ〜
これも美味しそう!
んー迷うー


「美雪ちゃん?」

え?


振り返ったけど誰もいない

なんだ空耳か〜

「美雪ちゃんってば!ここだよ!」


声のする方を見ると誰かと目が合う

え、知り合いだっけ?
美雪って名前結構いるし間違いか!


目線を元の所に戻そうとすると


「俺だよ!この前の!」

え?

「高貴だよ!森田高貴!」


「…」

「ひどいなぁ命の恩人を忘れるなんて」

「あっ!あ、ご、ごめんなさい…」
私がそう言うと
先輩は焦りながら言った

「い、いやそんなに謝んないでよ」

私が軽く頷くと

「ってか美雪ちゃんここで何してんの?」


何って…

「買い物です」

「そりゃそうか」

先輩、天然なのかな?

「歩いてきたの?」

「はい」

「へぇ〜俺も。たまたま食材が無くてさ!」

「そうなんですか」


少し先輩と話してから
先輩と別れ、店を出た




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