孤独女と王子様
3月下旬。
久しぶりに大学の友人と飲みに行く機会があった。

僕を入れて、4人。
スノボーやサーフィンにも行った仲間だ。

話は、自分らの彼女ネタ。

"剛はどうなんだよ"と友人の1人のアオに言われた。

「僕は、好きな人は、いる」

僕のこのひと言は、間違えたことは言っていない。

でも結局酒が進み、一緒に毎週過ごしていることや、書店で働いていることを白状させられた。

名前と書店名は明かさなかったけどね。

『それって、本当に友達なのかよ。過ごし方を聞くと普通に彼氏彼女じゃねーか』
『そうそう。咲子の時より密接な関係だよね』

そう思われても仕方ない。

ハイキング、読書、泊まりでスノボー。
由依ちゃんの手料理やハイキング時には手作りの弁当を食べる。

どう考えてもハタから見れば彼氏彼女だ。

でも頑なに僕は友人たちに由依ちゃんとは"親友"と言い張った。
僕の片思いであると。

離れたくないから本当のことを言わないんだと。
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