孤独女と王子様
"だけど"と僕は続ける。

「僕の本音は、そういうことだから。どんなことがあっても由依ちゃんと離れたくない」
『分かりました。すごく嬉しいです。剛さん、これからもこんな私ですが"友達"でいてください』
「昇格して"親友"かな」
『それ、いいですね』

涙目ながらもニッコリ笑った由依ちゃん。

「親友なら、由依ちゃん、僕に敬語はやめてもらえるかな」
『はい、やめます』
「それが敬語になってるの」

"アハハハ"と一緒に笑った。

この一泊旅行での告白から、僕と由依ちゃんの、友達以上恋人未満な、奇妙な関係のリスタートが切って落とされたんだ。
< 104 / 439 >

この作品をシェア

pagetop