孤独女と王子様
「手伝います」
私が片側を持とうとすると、
『ペガサスの列席者の方ですか?手伝いなんてとんでもありません。これが私の仕事ですから』
「でも、怪我したら大変です。せめて誰か男手に頼んだ方が・・・」
『今回は私の手配ミスなんです。先日もやってしまったので、私が1人で頑張らないと。あと、貴方のせっかくのレモンイエローで綺麗なワンピースが汚れてしまうかも知れませんし』
「汚れは、洗えば落ちるかも知れません。でも怪我は一生治らないかもしれないですよ、遠慮しないでください」
こんな話をしている間も、重い機材を持ったままだ。
「これって、マイクセットの機械ですか?」
『はい。パワーアンプとスピーカーです』
それなら、司会者が使っているだろうに。
何で別に準備しなきゃならないんだろう。
『今会場内にあるアンプは司会者用として1台あるのですが、新郎新婦側からのリクエストで、マイクを司会者とは別に3本用意してくれって言われていて、マイクだけを追加で入れれば大丈夫だろうと思っていたら、そのアンプはジャックが2つしかなくて、つまりは1本分のマイクしか対応ができないことが分かって、今急遽音響会社から借りてきたんです』
私が片側を持とうとすると、
『ペガサスの列席者の方ですか?手伝いなんてとんでもありません。これが私の仕事ですから』
「でも、怪我したら大変です。せめて誰か男手に頼んだ方が・・・」
『今回は私の手配ミスなんです。先日もやってしまったので、私が1人で頑張らないと。あと、貴方のせっかくのレモンイエローで綺麗なワンピースが汚れてしまうかも知れませんし』
「汚れは、洗えば落ちるかも知れません。でも怪我は一生治らないかもしれないですよ、遠慮しないでください」
こんな話をしている間も、重い機材を持ったままだ。
「これって、マイクセットの機械ですか?」
『はい。パワーアンプとスピーカーです』
それなら、司会者が使っているだろうに。
何で別に準備しなきゃならないんだろう。
『今会場内にあるアンプは司会者用として1台あるのですが、新郎新婦側からのリクエストで、マイクを司会者とは別に3本用意してくれって言われていて、マイクだけを追加で入れれば大丈夫だろうと思っていたら、そのアンプはジャックが2つしかなくて、つまりは1本分のマイクしか対応ができないことが分かって、今急遽音響会社から借りてきたんです』