孤独女と王子様
『準備、完了です』
彼女は無線でそう相手に知らせていた。
私が"では"と席に戻ろうとすると、
『ありがとうございました。今度、お礼をさせてください。お名前だけでも・・・』
「別に名乗るほどのものではないですよ」
私が席について、彼女が席次表を調べれば多分分かってしまうけど、こちらからあえてお礼してもらいたくて名乗るなんておこがましい。
『本当に、ありがとうございました』
彼女は頭を下げて、ペガサスを出て行った。
あれ、ここに残ってマイクを渡したりはしないのかな?
私はそう思いながらも、新郎新婦のお色直しを出迎えた。
キャンドルサービスの後の余興。
佐々木くんの出身地である青森県の高校時代の同級生達3人によるもの。
ここでマイクが必要だったんだね。
マイクを彼らに渡したのは、剛さんだった。
実はそのマイクのセッティングをしたのは私なんだよ、って言ってやりたいのを今は堪えた。
彼女は無線でそう相手に知らせていた。
私が"では"と席に戻ろうとすると、
『ありがとうございました。今度、お礼をさせてください。お名前だけでも・・・』
「別に名乗るほどのものではないですよ」
私が席について、彼女が席次表を調べれば多分分かってしまうけど、こちらからあえてお礼してもらいたくて名乗るなんておこがましい。
『本当に、ありがとうございました』
彼女は頭を下げて、ペガサスを出て行った。
あれ、ここに残ってマイクを渡したりはしないのかな?
私はそう思いながらも、新郎新婦のお色直しを出迎えた。
キャンドルサービスの後の余興。
佐々木くんの出身地である青森県の高校時代の同級生達3人によるもの。
ここでマイクが必要だったんだね。
マイクを彼らに渡したのは、剛さんだった。
実はそのマイクのセッティングをしたのは私なんだよ、って言ってやりたいのを今は堪えた。