孤独女と王子様
「由依、布団から出ちゃダメ。お客様がいらっしゃるからね」
僕の言いたいことが汲み取れたのかは分からないけど、とにかく由依ちゃんは彼を一瞥すると、布団を被ってくれた。
気のせいかなぁ、由依ちゃんの目、酔っているようには見えなかったなぁ。
顔は赤いけど。
僕は冷蔵庫からお茶を出し、マグカップに注いだものを彼の前に出した。
『申し遅れました。僕は今日の絵本のイベントで神戸と一緒に仕事しました、柳井空(ヤナイソラ)と申します。神戸とは、高校の同級生です』
やっぱり。
そんな予感はしたんだ。
由依ちゃんを調べていた時、ケン兄さんから聞いていた名前。
由依ちゃんの心の中でくすぶっている可能性があるから、自分で解決しろと言われていて、どうしようかと考えていたまま、今日に至ってしまった。
「そうですか。今日は本当に申し訳ありませんでした」
僕は平然を装い、彼にお礼を言う。
僕の言いたいことが汲み取れたのかは分からないけど、とにかく由依ちゃんは彼を一瞥すると、布団を被ってくれた。
気のせいかなぁ、由依ちゃんの目、酔っているようには見えなかったなぁ。
顔は赤いけど。
僕は冷蔵庫からお茶を出し、マグカップに注いだものを彼の前に出した。
『申し遅れました。僕は今日の絵本のイベントで神戸と一緒に仕事しました、柳井空(ヤナイソラ)と申します。神戸とは、高校の同級生です』
やっぱり。
そんな予感はしたんだ。
由依ちゃんを調べていた時、ケン兄さんから聞いていた名前。
由依ちゃんの心の中でくすぶっている可能性があるから、自分で解決しろと言われていて、どうしようかと考えていたまま、今日に至ってしまった。
「そうですか。今日は本当に申し訳ありませんでした」
僕は平然を装い、彼にお礼を言う。