孤独女と王子様
5月5日。
世間はこどもの日。
ゴールデンウィーク中は絵本フェアが行われていたけど、出版社や著者が絡んだものではなく、あくまでわかば堂書店独自のものであるため、現在は店舗の販売員ではない私は、そのフェアはお手伝い程度。
しかも剛さんと同じで5、6日は休みになった。
先日の約束通り、成瀬川局長…剛さんのお兄さんの家へ遊びに行くことになった。
局長…健吾さんは、成瀬川本邸には住んでいない。
高校を卒業してから実家を出たそうだ。
『まぁ、ケン兄さんは炊事も洗濯も掃除も全部ひとりで出来る人だからね』
車のハンドルを握りながら、剛さんはうらやましそうな口調で話してくれた。
男の人のひとり暮らしの家かぁ…
行ったことないなぁ、と思ったら、
『あ、ちなみにケン兄さんは結婚してるからね』
「え、そうなの?」
世間はこどもの日。
ゴールデンウィーク中は絵本フェアが行われていたけど、出版社や著者が絡んだものではなく、あくまでわかば堂書店独自のものであるため、現在は店舗の販売員ではない私は、そのフェアはお手伝い程度。
しかも剛さんと同じで5、6日は休みになった。
先日の約束通り、成瀬川局長…剛さんのお兄さんの家へ遊びに行くことになった。
局長…健吾さんは、成瀬川本邸には住んでいない。
高校を卒業してから実家を出たそうだ。
『まぁ、ケン兄さんは炊事も洗濯も掃除も全部ひとりで出来る人だからね』
車のハンドルを握りながら、剛さんはうらやましそうな口調で話してくれた。
男の人のひとり暮らしの家かぁ…
行ったことないなぁ、と思ったら、
『あ、ちなみにケン兄さんは結婚してるからね』
「え、そうなの?」