孤独女と王子様
舟さんは、由依ちゃんの方に体を向けた。
『君の許しが欲しい。俺と、律子の結婚を』
そう言って、舟さんは由依ちゃんに頭を下げ、律子さんもすぐに合わせた。
『勝手なのは承知だ。由依を孤独にしてしまったのも、苦労をさせたのも、全て俺たちのエゴが原因だ。そんな俺達が、阻害された原因がいなくなったから一緒になろうって、虫が良すぎると思う』
舟さんは下げていた頭を少し上げた。
『それでも俺は、律子・・・君のお母さんと一緒にいたいんだ。これを機に、少し仕事をセーブしようかとも思っている。律子や啓慈と一緒にいる時間を作りたい。50になる今、俺も今更ながら幸せを掴みたいんだ』
舟さんは訴えるように由依ちゃんを見た。
由依ちゃんは、どう答えるのだろう。
『何か、嬉しいよ、私』
由依ちゃんは僕の位置からは後頭部しか見えないから表情が分からない。
けど、声色は明るい。
『君の許しが欲しい。俺と、律子の結婚を』
そう言って、舟さんは由依ちゃんに頭を下げ、律子さんもすぐに合わせた。
『勝手なのは承知だ。由依を孤独にしてしまったのも、苦労をさせたのも、全て俺たちのエゴが原因だ。そんな俺達が、阻害された原因がいなくなったから一緒になろうって、虫が良すぎると思う』
舟さんは下げていた頭を少し上げた。
『それでも俺は、律子・・・君のお母さんと一緒にいたいんだ。これを機に、少し仕事をセーブしようかとも思っている。律子や啓慈と一緒にいる時間を作りたい。50になる今、俺も今更ながら幸せを掴みたいんだ』
舟さんは訴えるように由依ちゃんを見た。
由依ちゃんは、どう答えるのだろう。
『何か、嬉しいよ、私』
由依ちゃんは僕の位置からは後頭部しか見えないから表情が分からない。
けど、声色は明るい。