孤独女と王子様
ところが、高校生の頃までは制約されていたことが、大学生になると割と自由になることから、僕も友達もその"自由になった"カテゴリーを存分に楽しむことを優先し、咲子のことを放置するようになった。
そもそも、咲子は前々からはっきり言っていた。
"成瀬川家のお坊ちゃんを彼氏にして箔がついて、友達に自慢しているんだ"って。
本人に悪気はないと思うけど、僕にしてみれば、まるで咲子のブランドのバッグにでもなった気分。
そこに愛はあるの?
そもそも付き合い始めから疑問だった。
"好き"と言っては、結果的に自分の持ち物のように僕を扱う。
咲子の親にも可愛がられたけど、それは今にして思うと大人のいわゆる"ヨイショ"だ。
それらを煩わしく感じていた僕は、そうじゃなくても咲子のことを本当に好きかどうか疑問だったのに、さらに彼女から冷めていった。
そもそも、咲子は前々からはっきり言っていた。
"成瀬川家のお坊ちゃんを彼氏にして箔がついて、友達に自慢しているんだ"って。
本人に悪気はないと思うけど、僕にしてみれば、まるで咲子のブランドのバッグにでもなった気分。
そこに愛はあるの?
そもそも付き合い始めから疑問だった。
"好き"と言っては、結果的に自分の持ち物のように僕を扱う。
咲子の親にも可愛がられたけど、それは今にして思うと大人のいわゆる"ヨイショ"だ。
それらを煩わしく感じていた僕は、そうじゃなくても咲子のことを本当に好きかどうか疑問だったのに、さらに彼女から冷めていった。