孤独女と王子様
「僕も、由依ちゃんに僕のことを知って欲しいよ。何が知りたい?」
僕はそう尋ねると、由依ちゃんはさっきの勢いを失い、俯いてしまった。
「ごめん。じゃぁ、由依ちゃんと同じ話題で話すよ」
『同じ話って・・・恋バナみたいなやつですか?』
「そんなところ」
さっきの由依ちゃんと同じ高校3年生の頃。
吹奏楽部に所属していた僕は、半ば押し切られる形で、フルート担当だった塙咲子(ハナワサキコ)という同級生と付き合い始めた。
咲子はお嬢様。
・・・って言うか成瀬川学院に通う人はほとんど金持ちしかいないんだけど。
何もしなくても目立っていた僕は、その横に常にいる咲子と共に"ベストカップル"と呼ばれ続け、互いのクラスメートから羨望の目で見られていた。
まぁ"付き合っている"から、それなりの関係の深さにはなった。
高校卒業してからだけど。
ナルガク大は高校の9割は内部進学。
だから"ベストカップル"のイメージは大学に入っても継続された。
僕はそう尋ねると、由依ちゃんはさっきの勢いを失い、俯いてしまった。
「ごめん。じゃぁ、由依ちゃんと同じ話題で話すよ」
『同じ話って・・・恋バナみたいなやつですか?』
「そんなところ」
さっきの由依ちゃんと同じ高校3年生の頃。
吹奏楽部に所属していた僕は、半ば押し切られる形で、フルート担当だった塙咲子(ハナワサキコ)という同級生と付き合い始めた。
咲子はお嬢様。
・・・って言うか成瀬川学院に通う人はほとんど金持ちしかいないんだけど。
何もしなくても目立っていた僕は、その横に常にいる咲子と共に"ベストカップル"と呼ばれ続け、互いのクラスメートから羨望の目で見られていた。
まぁ"付き合っている"から、それなりの関係の深さにはなった。
高校卒業してからだけど。
ナルガク大は高校の9割は内部進学。
だから"ベストカップル"のイメージは大学に入っても継続された。