私の人生でたった一度の恋でした。

ハッ!!!!


‘‘ごめんな、星輝。ごめん’’


お父さん?なんでいるの。


‘‘これからは、ちゃんとお見舞いに来るからな。’’


あ、そっか。仲直りしたんだ。

なんで、そんな事を忘れちゃったんだろう。



「ゔぅ、お、とうさん。ごめん…なさい。か、叶星思い出したよ。」



「よかった。」


ギュッ


叶星は、星輝が落ち着くまでずっと抱きしめていた。


叶星には、疑問だった。


一日前の事をそんな簡単に忘れるだろうか。


ご飯とか普通に話した内容を忘れるならともかく…。

あんな、重要なこと…。


ガラガラ


「おはようございます。」


「先生!!!!」


「気分はどうだい?」


「はい、大丈夫です。だけど…」


「星輝の、昨日の記憶が無かったんです。今さっき思い出して。」


星輝が話しずらそうだったので代わりに叶星が話していた。

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