私の人生を決めてください
1週間後、聖ちゃんが段取りをしてくれてわたし達は駅前のカフェに向かった。

カフェと言っても夕方開店のお店でお酒も料理も美味しい。
度々女子会で使うお気に入りのお店だ。

聖ちゃんとわたし。
ハルキと、もう一人はハルキが連れて来る。


仕事が少し長引き、予定時刻の7時を少し過ぎている。

店に入ると顔なじみの店員が迎え入れてくれた。

「聖、こっち」

聖ちゃんを見つけたハルキがわたし達を呼んだ。

「なんだ。ユウヤくんじゃん」

ハルキの隣の人物に聖ちゃんが声をかける。

わたしも「なんだ」と、思った。

ハルキと同じくわたしと高校の同級生。
あの当時一緒によく遊んでいた仲間の一人。

私の黒歴史を良く知る悪友の一人だ。

……もちろん、サトルのことも知っている。


もしかしたら別れた話をハルキにしたのはこいつじゃないのか?


まあ、いいか。

久しぶりの再開だ。久々のお酒だ。
楽しく飲もう。


わたしはカシスオレンジにした。
甘いお酒しか飲めないのだ。わたしの唯一可愛いところ。

二人はすでにビールを飲んでいる。

「はい。聖、グレープフルーツサワー。」

店員が聖ちゃんと私の前に飲み物を置いた。

飲み物が揃ったところで乾杯をした。



今日は久々に酔った。

平衡感覚の定まらない頭がベッドの上で揺れている。

今は午前1時。

今日はこのまま寝れそうな気がする。
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