一途なあなたが好きでした
「晴菜ちゃん。ピアノ弾けるんですね」
「えっ?」
晴菜と二階から降りてくるなり私の横に座り話しかけてきた瀬戸さん。
「ええ……どうしてそれを…」
「先ほど二階の私の部屋に行った時に、部屋に置いてあるピアノで“きらきら星”を弾いてくれたんです」
「晴菜、弾いたんですか? 聞こえなかったですけど…」
「ああ、それは私の部屋は防音されてるので」
「なるほど…防音……」
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